>>Decals Topへ >>詳細ご案内 >>貼り付けマニュアル(4色)へ
>>貼り付けマニュアル(紙、金属、木工品)へ
ご購入頂いたデカールの転写貼り付けに先立ち、必ず、“詳細ご案内”を熟読頂き、諸説明及び“転写可能な対象物”“転写が出来ない対象物”の項を充分ご理解頂いた上での作業お願い申し上げます。
当マニュアルにご案内の1)〜11)の作業工程、諸注意事項を充分ご理解頂いた上での作業お願い申し上げます。
貼り付け作業は、必ず換気の良い場所で行って下さい。
貼り付けに際し使用頂く、接着剤“Meyercord 1036-R”及びコーティング液“Decal Coating 1043-M”の使用、取り扱いに際しては、◇取り扱い注意お願いの事の熟読をお願いいたします。
1) デカールを貼り付ける、ジャケット等の革製品
2) スポンジ
(全ての貼り付け・キット、に同封、又は別売、又は市販の物を用意下さい。)
3) 保革クリーム“Red Man's Natural Horse Oil”
(貼り付け・フルキット、に同封、又は別売、又は市販の物を用意下さい。)
※お手持ちの物、又は市販の物を使用される場合は、必ず事前に石油系の溶剤が含まれていないことを確認使用下さい。石油系の溶剤が僅かでも含まれたタイプの物の使用は、デカールの早期の剥離、溶解の原因となります。注意下さい。
4) デカール紙“Outline Form, White, 1"x1"”:1枚
(出来れば、失敗した際の予備を含め、計2枚)
5) コーティング液“Decal Coating 1043-M”
(全ての貼り付け・キット、に同封、又は別売品販売コーナーより購入下さい。)
6) 接着剤“Meyercord 1036-R”
(全ての貼り付け・キット、に同封、又は別売品販売コーナーより購入下さい。)
7) 細幅の刷毛又は筆:1本
(貼り付け・フルキット、に同封、又は別売、又は市販の物を用意下さい。)

8) ドライヤー
9) デカール貼り付け部を下敷き固定するための台
(小型アイロン台、板、厚手の固い本等)
10) キッチンペーパー
11) ティシュ
12) 柔らかい布又はタオル
13) 水を張ったトレイ(水の深さ2〜3cm程度)
又はそれに類する物(皿等で代用可)。
注)使用する水の温度:冬季、又は寒冷地での作業に際しては、予め湯を加える等の調整を行い指先に冷たさを感じない程度(約20度℃前後)の水温の水を用意下さい。

縦横1インチの Outline Form(白)Decal はAAFの認識マークとしてFull Color(4色)Decalよりも広範囲に使用され、その対象も革製のフラィング・ジャケット、 フラィング・トラウザーズ、フラィング・グラブズ、フラィング・キャップと多岐にわたります。ここでは、その代表格としてA-2, B-3における貼り付け基本位置を、下に案内させて頂きます。実物の貼り付け位置に、かなりの差異があることはFull Color(4色)同様です。含み参照下さい。
A-2: 左前身頃張り出し前立て裏の約3cm幅の帯部分(Zipper横)左右センターに、上下は前立て頂点から約7〜8インチ(約17.8〜20.3cm)下がった位置にデカールの頂点がくるように合わせます。
B-3: 右前身頃張り出しの帯部分(Zipper横)左右センターに、上下は張り出し部頂点から約7〜7.5インチ(約17.8〜19cm)下がった位置にデカールの頂点がくるように合わせます。
1)革製品をピンと張り、平らに固定する 7)はみ出た接着剤と水の除去
2)貼り付け面の汚れを拭き取る 8)はみ出た接着剤の除去及びデカール表面の汚れ落とし
3)貼り付け面に接着剤“Meyercord 1036-R”を塗る 9)デカールのコーティング
4)デカール紙を7秒間水に浸し、台紙から押し上げる 10)ドライヤーによるコーティング液の乾燥及びデカールの革面への密着
5)デカールを剥離させながら貼り付け面に置く 11)保革クリームを塗って、完成 !!
6)デカールと革の間の空気・水の除去
1)革製品をピンと張り、平らに固定する
貼り付け対象面の下に小型アイロン台、板、厚手の固い本等を下敷き、出来るだけピンと張り、平らに固定して下さい。
貼り付け手順Topへ戻る>>
2)貼り付け面の汚れを拭き取る
柔らかい布・タオル等を水で濡らし固く絞った状態で貼り付け面の汚れを拭き取って下さい。
注意) 汚れを拭き取った際、布・タオル等に革の着色塗料が付着するようであれば、その革は“Decal”貼り付け時に使用する水で周辺の塗料が脱落・色落ちする可能性ありです。作業を続行するかどうかは各自で判断下さい。
貼り付け手順Topへ戻る>>
3)貼り付け面に接着剤“Meyercord 1036-R”を塗る
上記の作業を終えれば直ちに、同封(又は別売)の接着剤“Meyercord 1036-R”を指先で、貼り付け位置に実際のデカールより若干広く、薄く均一に塗布下さい。
注意-1) 荒れた肌に栄養クリームを塗り込むように、指先で革面に接着剤を擦り込みむような感じで、丁寧に塗布下さい。シープスキン、ゴートスキン等、革面にシワ、凹凸がある場合は谷間の奥まで塗り込んで下さい。
注意-2) 塗布した接着剤の上に台紙から剥離させたデカールを確実に置けるよう、実際のデカールより若干広く(1.5倍程度)接着剤を塗布して下さい。
貼り付け手順Topへ戻る>>
4)デカール紙を7秒間水に浸し、台紙から押し上げる
接着剤を塗布後直ちに、予め用意した水を張ったトレイにデカール紙全体を約7秒間浸し、水から上げ、水に濡らした指先でデカールを台紙に付いた状態で、全体を約1.5cm程押し上げて下さい。デカール台紙の水浸し作業が正しく行われていれば、デカール全体が台紙に沿い自然に押し上げられる筈です。
注意-1) 冬季、又は寒冷地での作業に際しては、使用する水は予め湯を加える等の調整を行い指先に冷たさを感じない程度(約20度℃前後)の水温の水を用意下さい。
注意-2) デカールは非常に繊細なフィルムのような物です。水から持ち上げる時、押し上げる時、次ぎの作業で台紙から剥離させる時、位置修正する時等、必要以上の力を加えないよう、丁寧に扱って下さい。破れ、裂けに直結します。
貼り付け手順Topへ戻る>>
5)デカールを剥離させながら貼り付け面に置く
台紙からはみ出たデカール上部(約1cm)センターを水で濡らした指先で、接着剤を塗布した貼り付け面上部に軽く固定し、その状態で台紙を貼り付け面から浮かせないように沿わせながら、除々に真下に引き下げます(貼り付け面から台紙を浮かせた状態で引き下げると、デカールと貼り付け面の間に余分な空気が入ります)。完全に台紙がデカールから剥離したのを確認し、デカールが文字行も含め予め接着剤を塗布したエリア内に正しく置かれているか確認し、必要な場合は革面を滑らすように修正下さい。移動回転等の修正が困難な場合は貼り付け面及びデカール全体を水で濡らし修正下さい。
注意) どうしても位置等に不満が生じ修正が困難な場合、又は、この作業中にデカールが裂けたりした場合は、作業中のデカールを手早く取り去り、塗布した接着剤を水を付けたスポンジとティシュで完全に除去し、3)からの作業を再度行って下さい。
貼り付け手順Topへ戻る>>
6)デカールと革の間の空気・水の除去
上記の作業を終えれば直ちに、同封のスポンジに水を充分含ませ(滴らない程度)デカールと貼り付け面の間の空気、余分な水分を押し出す作業を行います。水抜き、空気抜き作業は圧力を掛けずスポンジに含ませた水の重さを利用しデカールの中心部から外側に向けスポンジを撫でるように移動させ行います。この作業を行う際はデカールの表面は常に濡れた状態に保って下さい。
注意-1) デカールと貼り付け面の間の僅かの水は乾く過程で革が吸収するため、あまり神経質に除去する必要はありませんが、空気は可能な限り除去下さい。仕上がり感、強度に影響します。
注意-2) この作業を行う過程において、デカール周辺の革面に付着した余分な水は適時、キッチンペーパー又は、ティシュ等で拭き取って下さい。
貼り付け手順Topへ戻る>>
7)はみ出た接着剤と水の除去
上記の作業を終えれば直ちに、デカール周辺のはみ出た接着剤・水分の除去を行います。デカール周辺及びデカール表面の水分をキッチンペーパーで手早く吸い取ります。デカール表面の水分は拭き取ろうとせずキッチンペーパーを軽く置いて吸い取る感じで除去下さい。デカール周辺にはみ出た接着剤は、大きくはみ出た部分のみ濡れたスポンジ、ティシュで拭き取って下さい。
作業終了後はそのままの状態で、次ぎの作業まで室内で自然乾燥させます。
注意-1) デカール周辺のはみ出た接着剤は、次ぎの作業工程 8)で再度拭き取ります。この作業工程ではデカールの縁にはみ出た接着剤には一切触れず、大きくはみ出た部分のみ除去下さい。特にデカール表面は付着した水を吸い取る以上に圧力を加えたり拭い取ろうとする事は厳禁です。破れに直結します。
注意-2) 乾燥に際しては、ドライヤー等を使用しての急速乾燥、戸外の直射日光での乾燥は何れも厳禁です。あくまでも室内・常温での自然乾燥を行って下さい。


貼り付け手順Topへ戻る>>
8)はみ出た接着剤の除去及びデカール表面の汚れ落とし

貼り付け直後、デカールの透明部分に白く見えた接着剤が完全に透明になった時点で、デカール周辺にはみ出た接着剤及びデカール表面の汚れをクリーンな水で除去します。クリーンな水に取り替えたトレイの水を含ませたスポンジで又はティシュでデカール周辺にはみ出た接着剤を、水を含ませたティシュでデカール表面の汚れを手早く拭い取ります。作業を続ける間で、スポンジは時々クリーンな水で汚れを洗い落とし、ティシュは何度か交換して下さい。
作業終了後はそのままの状態で、次ぎの作業まで室内で自然乾燥させます。

注意-1) この時点において、貼り付けたデカールは貼り付け直後よりも革面に密着してはいますが、まだ完全ではありません。デカール表面の汚れ除去にはスポンジは使用せず、より当たりの柔らかなティシュを使用し、必ず水を含ませ、余分な圧力は加えず、撫でるように行って下さい。
注意-2) 乾きが遅い場合においても、接着剤が完全に乾きデカールの透明部分が完全に透明になったことを確認の上で、作業実行下さい。接着剤の乾きが充分で無い状態でのデカール表面の汚れの除去はデカールの破れに直結します。接着剤の乾燥及び、その他各作業工程の必要参考時間は“作業工程タイム・テーブル”を参照下さい。
注意-3) この作業を行う過程において、デカール周辺の革面に付着した余分な水は適時、キッチンペーパー又は、ティシュ等で吸い取るように拭き取って下さい。
貼り付け手順Topへ戻る>>
9)デカールのコーティング
約10〜15分間の自然乾燥を終えれば直ちに、デカールのコーティング作業を行います。貼り付けたデカールを革面により強固に密着させ、表面を保護し、早期の剥離を防止するための大事な作業です。
同封されたコーティング液“Decal Coating 1043-M”を容器ごと良く振り撹拌してから、同じく同封された細幅の筆、又は市販の毛先の柔らかい筆で、デカール表面に薄く均一に塗布します。
注意-1) 薄く均一に塗ることが肝要です。液溜まりが出来る程厚く塗る事、乾いていない内の2度塗りは極力避けて下さい。
注意-2) コーティング液を塗布する作業中、市販の刷毛、筆を使用した場合、脱落した毛がデカール表面に付着する事がしばしば起こります。乾かない内に必ず手早く除去下さい。尚、私共ではこの事を改善するため、筆メーカーに上質な馬毛を使用した特製の筆を別注し、“貼り付け・フルキット”に加えました。完全な毛の脱落を防止する事は不能ですが、市販の物よりは遙かに使い良い筈です。ご希望の方は別売コーナーで購入下さい。
貼り付け手順Topへ戻る>>
10)ドライヤーによるコーティング液の乾燥及びデカールの革面への密着
上記の作業を終えれば直ちに、ドライヤーによるコーティング液の乾燥、及びデカールの革面への密着作業を行います。ドライヤーで真上(約10センチ程離し)からデカールに少し熱めの温風(指先が若干熱く感じる程度)を吹きつけ、デカール表面に塗布したコーティング液を乾燥させながら温風でデカールを貼り付け革面へ密着させる感じで作業を行います。完全に乾ききる迄行って下さい。
注意)この作業をアイロンで代用する事は厳禁です。
貼り付け手順Topへ戻る>>
11)保革クリームを塗って、完成 !!
全ての作業終了後、約10分間程放置し熱を冷ました後、同封(又は別売)の保革クリーム“Red Man's Natural Horse Oil”をデカール面及び周囲の革に指先で薄く伸ばし均一に塗布し、余分なクリームを布、ティシュ等で拭き取り、完成です。
注意) 使用いただく保革剤に関しては、お手持ちの物、又は市販の物を使用される場合は、必ず使用前に石油系の溶剤が使用されていない事を確認下さい。石油系の溶剤が使用された保革剤のデカール部分への使用は厳禁です。早期の剥離の原因となります。注意下さい。お手持ちの保革剤の内容に疑問がある方は、この度、当デカールと共にMASHで発売を開始した“Red Man's Natural Horse Oil”を購入使用下さい。
貼り付け手順Topへ戻る>>

>>Decals Topへ  >>貼り付けマニュアル(4色)へ >>MASH TOPへ
>>詳細ご案内 >>貼り付けマニュアル(紙、金属、木工品)へ
>>貼り付けた“AAF Decal 革用”の除去、及び除去後の革面の修正



Copyright MASH CO.. All Rights Reserved.