MUNSON Last(マンソン靴木型)
1912年、それまで使用されていた米陸軍野戦シューズの履き心地の悪さ、兵士より届く多くの苦情により、当時、軍衛生学の教授としてArmy Service School(ワシントン) において教鞭を執っていたマンソン博士(階級:准将)が1万を超える兵士の足形を集計、分類し、9種のワイズと共に開発完成したShoe Last(靴木型)の履き心地の良さは多くの兵士の感謝と賞賛を得、以後、開発者の名前から“MUNSON Last”又は“Dr. MUNSON Last”(マンソン博士の靴木型)と呼ばれ、第一次大戦(1914 - 18)、第二次大戦(1939 - 45)を通じ1950年代半ばに至る迄、全ての米陸軍の野戦シューズを含むサービス・シューズに使用されました。
MASHはかねてより私どもの夢とも云える、“MUNSON Last”入手に関し、この度、米陸軍に保存されている実物“MUNSON Last”を借り受け、3種の中心ワイズ(“D”, “E”, “EE”)におけるほぼ全てのサイズ(5 1/2〜12)をフルコピー出来得る幸運を得ました。
今回の再開に際しては、再現した完全復刻版“MUNSON Last”を用いての制作となります。ワイズは3種の内より日本人の足の形状に最も適した“E”、サイズは6 1/2〜10までの8サイズの制作です。
70年前、歩く事、その事が主なる軍務とも云うべき米陸軍兵士が、感謝と賞賛を惜しまなかった“MUNSON Last”を使用し、当時と同じ製靴法グッドイヤー・ウエルト方式で制作された、復刻版“M-42 Service Shoes”&“M-43 Service Shoes”の履き心地を、ぜひとも多くの皆様に知って頂きたいと心より願うものであります。

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