シャツ袖・2nd Model
1966年1月-69年頃
1965年1月発注のものよりシャツ袖にモデルチェンジされた『OG 107 Sateen Shirts』は、1年後の1966年1月発注のものより使用ボタンが『BDUボタン』に変更された。理由がこれまで継続使用されてきた『平ボタン』の強度にあったであろうことは想像に難くない。『BDUボタン』が使用され、肩、アームホール、サイドから袖下、全て『ダブル・チェーンステッチ』の巻き縫いで縫製された『シャツ袖・2nd Model』は69年末頃まで継続発注されたようだ。
制式名称
Shirt, Man's, Cotton Sateen, OG 107
Contract Date(推定)
1966年1月
Contract No.
DSA 100-2175
袖口
シャツ袖(ボタン留め)仕様
生地
Cotton Sateen, Olive Green 107
ボタン
OD色、18.9mm径、5.0mm厚、4つ穴、『BDUボタン』尿素樹脂製(推定)
注)米軍は1966年初頭より、厚さを増し簡略化されたデザインの『BDUボタン』の使用をほぼ全ての米軍戦闘服において開始した。
使用ボタン数
フロント:6個、ポケット:左右各1、袖口:左右各1
フロントボタン間隔
全ボタン同ピッチ
背面上部左右タック
2ndモデル同様、あり。
ポケット
ポケット、フラップ共にホームベース型
ペンホルダー
ペン差し込み用開口部に変化は無いが、このモデルからペンホルダーの仕切りステッチは省略されたようだ。
見返し端仕上げ
シャトル織機で織られた生地耳を前身頃端に使用した見返し端は三ッ巻されず耳が利用される。
縫製
肩、アームホール、サイドから袖下、全て『ダブル・チェーンステッチ』での巻き縫い。
ネームテープ
この時期に多く見られるネームテープスタイル、1インチ幅のODコットンテープにプリントされた兵士名。
“U.S.ARMY”胸章
1インチ幅のODコットンテープにプリントされた“U.S.ARMY”胸章。
袖階級章
縁かがり無し、カットエッジ仕様のカラー袖階級章、サージェント(軍曹)。