ミリタリー業界独特の用語(商品説明・コンディション説明)ご案内

実物 一旦、契約業者・メーカーより軍隊に納入され、以後、何らかの理由(使用済み、モデルチェンジ等)により民間に払い下げになった物をさし、その全てが契約時に規定された厳格なるMilitary Spec.(軍規格)をパスした物であります。日本ではそれらを"軍払い下げ品"と呼ぶ事が多く、英語では"Military Surplus Items"(軍放出品)と呼び慣わします。又、米国ではそれら実物を"GI(Goverment Issue/官給) Items"と呼称する事も多く、米兵を時に"GI"と呼ぶのは彼らも官給品の一種であるとする俗語であります。

実物・未使用 それら払い下げ品の中にあって、一度も使用されずに放出に至った物をさします。コンディション的にはほぼ新品ともいえますが、中には納入から長期(時には半世紀以上)経過した後に放出される物もあり、それら長期保管された後に放出された物に関しては、ある程度の経時変化、保管汚れが伴うことは避けられません。
実物・未使用
(消し品)
米軍よりコントラクト(注文)を受けたメーカーが注文数より多く製造した物を米軍に納入せず販売する際、米軍に納入された物でない事を示すため、ラベル上のコントラクトナンバーをインキ等で消すことが以前より慣例として行われて来ました。いわば軍への義理立て行為です。このような品をミリタリー業界では『消し』又は『消し品』と呼ばれ、実物未使用品と同様に扱われてきました。実物未使用品が世に出る流れには軍よりの放出に加えこのコントラクトナンバーを消されたメーカー放出の2種が存在するということです。
実物・準未使用 それら払い下げ品の中にあって、未使用品を1-2回洗濯した程度の物で、中古品の中でも格別コンディションの良い物を、時に準未使用と呼びます。
中には納入から長期経過した後に放出される物もあり、それら長期保管された後に放出された物に関しては、ある程度の経時変化、保管汚れが伴うことは避けられません。
実物・極上

それら払い下げ品の中にあって、一旦使用された後放出された中古品の内で程度的にトップクラスの物を極上と呼びます。
但し、あくまでも戦場又は軍務で実際に使用された物達であり使用に差し支えない若干の色落ち、小汚れ、小傷等がある事は軍払い下げ品(ミリタリー放出品)においては避けられません。

実物・良の上 それら払い下げ品の中にあって、一旦使用された後放出された中古品の内で程度的に平均的なクラスの物を良の上と呼びます。
使用する事には差し支えはありませんが、若干のキズ、汚れが伴う事は軍払い下げ品(ミリタリー放出品)においては避けられません。
実物・良品 それら払い下げ品の中にあって、一旦使用された後放出された中古品の内で程度的にかろうじて使用可能なクラスの物を良品と呼びます。
何とか使用可能ですが、キズ、修理跡、汚れ等が伴う事は予め覚悟しなければなりません。
実物・未使用 ・イレギュラー品 USミリタリー業界にあっては、一旦、軍納入業者より軍へ納入された品物が軍の厳格なる検査ではねられ業者へ返品された物を、納入業者がそれらの中より不具合の程度が小さな物を選別し補修した物を民間へ再販するという慣習があります。そして軍の検査時にパスしなかった物達のラベルには正規品と区別するために通常“IRREGULAR”(イレギュラー・不正規品)の文字がスタンピングされます。それらをセカンド・クオリィティ(対して真の実物・未使用はファースト・クオリィティ)と呼びます。いわば軍のアウトレット品であり、補修された小キズを我慢すれば、元来は軍の仕様に基づき製造された物であり、お買い得のケースが多く。MASHにおいてもそのキズの程度が使用に問題無しと判断した場合、このセカンド・クオリィティの物を紹介販売するケースも少なからずあります。その際は必ず品物のコンディション案内に“実物・未使用・イレギュラー品”と明記いたします。もちろんお買得価格での提供です。
新品 文字通り新品でありますが、ミリタリー業界にあっては多くの場合この言葉は軍隊に納入された実物では無く、メーカーが民間向けに製造した物をさす事が多いようです。私共、MASHにあっても、全て実物未使用を入手、販売出来得ればそれにこした事は無いのでありますが、現実には不可能であり、実物の代用品として、軍へ納入するメーカー、又は同等の能力を有するメーカーが可能な限り実物に近い仕様において製造した物を輸入販売する場合、コンディションの表示は新品とさせて頂いております。よろしくのご了解お願いいたします。
只、他の販売店によっては新品の表示の仕方に違いがあるので、要確認!